色の風合いを変えて写真を表現してみよう!デジイチの設定を解説

デジタルで撮った写真は設定次第で色んな色味を出すことが出来ます。

自分好みのカラーを出すために大切な要素は、以下の4つです。

  • 明度
  • 彩度
  • コントラスト
  • 色相

この4つを抑えておけば色をコントロール出来るようになります。

しかし、4つめの「色相」は実際に色を変化させてしまう要素なので、今回は元々被写体に備わっている色をカメラの設定によって引き出し、自分のカラーを見つけようといった意味合いでお話しさせていただきます。

具体的に設定を交えて説明していきますので、カメラを持って読み進めてみてください。

色の風合いを決める「明度」「彩度」「コントラスト」

色の風合いを決めるのに大切なのは、上であげた「色相」以外の「明度」「彩度」「コントラスト」になります。

・・・なんていきなり言われてもイメージがわかないと思いますので、実際の写真を見ながら確認してみましょう!

明度による色の風合いの変化

明度とは色の明るさを表わす度合いの事です。

「明るさと色って関係ないじゃん」と思われるかも知れませんが

色味と明度は密接に関係しているのです。

実際に明度の高い低いで、どれだけ色味が変わるのか下の写真で確認してみてください。

明度が低い(暗い)写真はグレーや黒の割合が多くて影の部分が強調された見た目にになります。写真を見るとクールで力強いライオンのイメージ。・・・遊具なので怖くはありませんが(笑)

一方、明度が高い(明るい)写真はホワイトが多く、光あふれていてふんわり柔らかく、優しくて、かわいらしいライオン。癒し系なイメージですね。

私は上であげた4つの要素の中で明度のバランスに一番気を使います

というのも、明度のバランスだけで写真の雰囲気や印象がガラっと変わってしまうからなんです。

明度をうまくコントロールするには、マニュアルで撮る場合はISO感度はオートにせず、以下の設定で 明度の調整をしてみてください。

絞り(F値)固定させて明度を変化させる

シャッタースピードを上げれば明度は低くなり、シャッタースピードを下げれば明度は高くなります。

シャッタースピードを固定させて明度を変化させる

F値(絞り)を上げれば明度は低くなり、F値を下げれば明度は高くなります。

その他、RAWで撮っていれば現像の際に調整も出来ます。

オートの場合は露出を上げたり下げたりすればOKです。

明度は常に光の量で変化する為、シャッタースピードと絞りを変えながら、被写体のイメージに合うように細かく調整しながら撮影しなくてはいけません。

一眼レフの場合は、ファインダーで明度による色味の変化を確認できないので、一度撮ってみてプレビューで判断しています。その点、撮りながら実際の色味が判る電子ファインダーが備わったミラーレスは調整がしやすいですよね。

彩度による色の風合いの変化

彩度とは色の鮮やかさ、強さの度合いです。

こちらも実際の写真で見ていきましょう。

落ち葉の写真の彩度を変えてみました。

彩度が低いとグレーを感じる色合いになり、色合いが薄く、枯れているような印象になります。逆に彩度が高いと色が濃く鮮やかで生き生きとして見えます。

実際の葉っぱや花などの植物も彩度のピークがあり、枯れていくに従って彩度が落ちていきます。上の例の落ち葉のように「秋も終りで冬間近! 」な写真を落ち葉でしたいのであれば、彩度を低くして散って時間が経っている落ち葉を表現すればいい訳です。逆に「秋真っ盛り!食欲、読書、芸術の秋!」のように生き生きとした秋を落ち葉で表現したいのであれば、彩度を上げて元気なイメージの写真にしちゃいましょう!

このように、同じ写真でも彩度の違いで、人に与えるイメージは違ってきます。彩度の設定はメーカーによって違いますが、カメラ内の設定でPENTAXなら「彩度」FUJIFILMであれば「カラー」CANONであれば「色の濃さ」等の項目を上げ下げしてみてください。

私は先ほどの明度とは違って、彩度の場合は頻繁に変化させるのではなく、写真を撮る準備の段階で設定をしてしまい、撮ってる最中はよほどの事がない限り変更しません。

コントラストによる色の風合いの変化

コントラストは明暗比という意味があります。明暗比は写真のもっとも明るい部分ともっとも暗い部分の差を示します。つまり、コントラストを上げると 黒い部分(暗い部分)はより黒く、白い部分(明るい部分)はより白くなり、メリハリがはっきりした写真になります。

これも実際の写真を見てみましょう。

桜と提灯と青空の写真でコントラストを変化させてみました。

コントラストが低いと明暗の差があまりなく、諧調(色の濃淡)がなめらかで、空や桜、提灯の陰など色のグラデーションが判る仕上となっています。全体的にふんわりと柔らかいイメージになります。

一方コントラストが高いと明暗の差が激しくなり、写真では空が真っ青になり提灯や桜の枝などの暗い部分と提灯の白い部分が強調され メリハリがはっきりした写真になっているのがわかるかと思います。 こちらは硬くて強いイメージです。

明暗差を操作すると言った意味では「明度」と組み合わせて使うとダイナミックに光を強調する事ができるので、狙って上げ下げすると面白い表現が出来ます。

コントラストを高くするとメリハリきいて、見栄えのいい写真に見えますが、同時に中間色が失われ、なめらかな色味、トーンが無くなっている事も頭に入れておいた方がいいと思います。

まとめ

写真というのは「どうやったら正解」というものがありません。

写真を撮って色を表現する上でで大切なのは

  • 表現に具体的なイメージを持つ
  • 極端に「明度」「彩度」「コントラスト」を変化させてみる
  • いろんな「明度」「彩度」「コントラスト」の組み合わせを試してみる

という事じゃないかなと思います。

なので、自由にかつ大胆に実験するような感覚で試してみると案外早く自分の個性としての色味を見つける事が出来るんじゃないでしょうか?

ぜひ、自分のカラーを見つけていって、自分の色を写真に写してみてください。

自分のカラーが見つかると、グッと表現の幅が広がると思いますよ。

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