写真家 市橋織江さんの写真と言葉に救われたこと

市橋織江さんの写真集「TOWN」を買いました。

新品で写真集買ったのは初めてです。

会社で5000円のクオカード頂いたのですが本屋かコンビニくらいしか使い道が無かったので、ここは「普段買わない写真集を買うぞ」と決めて本屋に行きました。

写真集ってこういう機会じゃないと買えませんよね(^_^;)

市橋織江さんの写真と言葉に救われた

以前、自分が撮っている写真にメッセージ性も何もなく、伝えられることの無い写真に意味があるのか?撮り続けて何になるんだろうと疑問を感じ、落ち込んだ時期がありました。

色々とカメラや写真の本を読んで答えを模索していたのですが、みんな写真を撮る理由なんてバラバラですので私の撮る理由なんて見つかる訳ありません。

そんな時、市橋さんの写真に出会ったんですよね。

中判フィルムで撮られた淡いのブルーがかった写真。カラフルで見ていてホントに癒されました。

当時「ゆるふわ」な写真がカメラ女子達の間で流行っていてそういう写真は避けていたんですが、どうしようもなく市橋さんの写真に惹かれていきました。

市橋さんをもっと知りたいなと思って、インタビューの記事を読みあさりました。

その時にある記事を読んでハッとしたんです。

市橋さん自身が風景や物を切り取るのが好きで、撮る時の気持ちを大事にしていて、シャッターを切るのは光や色の美しさを感じた時。

特に撮るものにメッセージ性を求めてないといった内容だったと思います。(うろ覚えです・・・)

この「メッセージ性を求めていない」って言葉にすごく救われました。

「ああ、そうか。自分も単純にこのカメラで撮ったらどんなふうに写るのか興味があって、気になる光や色をただ切り取ってるだけ。それだけでいいんだ。」って思えました。

「自分が好きな物を撮る」それだけでいいんだよと言われたようで、とてもスッキリしました。

同時に写真を撮る意味を見出すとこができました。

そもそも写真の意味なんて要は見る人が決める事であって、自分が「キレイだな!面白いな、撮ってみたいな!」っていう気持ちを大事にするべきだと教えられた気がしました。

私の場合は気に入って納得した写りをするカメラ、レンズじゃないと撮る意味がないので今でも「カメラ、レンズには妥協しない」スタンスを貫いています。

そんな大事な事を教えて頂いた市橋織江さんに恩返しする為、写真集を買うわけです。

TOWNに見る市橋織江さんの作風の変化

「GIFT」って写真集が欲しかったのですが店頭になかったので最新の「TOWN」を買いました。

私自身、街撮りが多いので惹かれるタイトルです。

表はタイトルだけで裏は写真がプリントされています。

値段は・・・3700円+税

たっけーーー!

クオカードがなければ買うのを迷っていました・・・(^_^;)

自分の市橋織江さんの作風と言えば中判で撮った淡いブルーなイメージだったのですが、この「TOWN」は全然違っていました。

今までの市橋織江さんの作風を期待してこの「TOWN」を買うと???となるかと思います。

また、「TOWN」はカメラはいつもの中判のカメラではなくて35mmで撮られているので、今までと違った感じに見えるのかも知れません。

中身をお見せする訳にはいかないので説明だけになりますが、「TOWN」はプラハの街の断片を切り取った写真で全体が構成されています。

タイトルの「TOWN」は特定の街と言う訳ではなく、「何処かの街」といった意味合いで撮影しているからそう付けられたそうです。

この写真集、裏の説明にもあるように見ていて「心がとにかく騒つく」感じがしました。

先程も書きましたが、今までの市橋さんの作風と違うので一種の不安の混じったなんか強い意志のような物を感じたんです。

でも好きな物、気になるものを撮ったという市橋さんの芯のような物も感じることが出来る作品です。(市橋さん自身作品という作り込みには興味ないようですが)

あと、心が騒わつく理由の一つは私が撮りたい物の視点と撮っている色味が好みだったという事もあります。

色々この写真集は好みの意見がわかれそうですが、私はとても気に入っちゃいました。

これからも市橋織江さんを応援したいです。

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