みんな中望遠好きになぁれ!

私自身、中望遠レンズがとても好きで色々な中望遠レンズを使ってきました。

FUJIFILMでいうと

・XF60mmF2.4 R Macro(35mm換算90mm)

・XF50mm F2 R WR(35mm換算75mm)

のレンズです 。

二つともいいレンズでした。

PENTAXにマウント変更する際には

「最初から好きな画角のレンズを買おう!」と思い、

標準レンズやズームレンズを無視して、中望遠の FA77mmF1.8 Limitedを買いました。

それくらい中望遠が大好きなんです。

私の場合、中望遠をつけたらその日はずっと中望遠で撮ってしまうという事が多いです。

50mmくらいの標準画角がホントはオールマイティでいいんでしょうが・・・

周りのカメラを持っている人からも

「中望遠一本はキツイでしょ・・・」

「部屋で子供撮る時どうすんの?」とか言われます。

はい。確かにおっしゃられる通りです。

でも、僕はとにかく中望遠が好きなんだ!!!

自分のお金で買ったもんだし家族にも文句は言わせません。

趣味なので好きなレンズで撮りまくればいい!

という強い気持ちで日々撮っています(*´з`)

(ホントは標準レンズも欲しいですけどね・・・)

こんな中望遠で撮り続けてきた、中望遠バカが愛を込めて中望遠について語らせていただきます。

今回、中望遠という画角について深堀しながら実際の作例も交えて撮り方についてレクチャーもさせていただきます。

みんな!中望遠大好きになぁれ!

中望遠ってどれくらいの画角なの?

中望遠ってそもそもどれくらいの画角になるのかわからない方もいらっしゃると思いますので、下の表にまとめてみました。

画角
~24mm広角
35mm~50mm標準
60mm~90mm中望遠
100mm~望遠

ただこの画角って明確な決まりがある訳ではないんですよね(^-^;

なので私が思うイメージでまとめてみました。あくまで参考までに。

中望遠って撮りにくい?

中望遠って慣れないと撮りにくい画角なんだろうなと思います。

好きな画角ですが、私も最初こう思いました。

「画角が狭くて撮りにくい・・・」

短焦点でこの画角は息が詰まる・・・私が閉所恐怖症であったならファインダーの中の世界に耐えられなかったことでしょう。

というのも、現代の人々はスマホのカメラの画角に慣れているからなんです。

スマホのカメラを立ち上げた時の画角は24mm~28mmが標準です。

ズーム機能もついてはいますが、大抵の人は起動してパシャリが普通じゃないでしょうか?

つまり写真を撮るという行為をする場合、圧倒的にスマホで撮る機会の方が多いので広角に慣れきっている人が多いという訳です。

普段カメラを扱ってない人が中望遠のレンズが付いたカメラを除くと「狭っ!」ってなるのも不思議じゃないですね・・・。

まあ、普段デジカメを扱っている人も標準までの画角で撮っているので「狭いなぁ」と感じると思いますけどね。

気づかないうちに中望遠に慣れている人もいる

しかし、APS-Cを使っている方は知らないうちに中望遠の画角で撮っていたなんて事もよくある話です。

APS-Cはフルサイズの35mmサイズに換算すると「画角×1.5倍」になるからなんです。

どういうことかというとAPS-Cのカメラに標準レンズの50mmのレンズをつけて撮影するとこれが35mm換算では50mm×1.5倍で75mmとなってしまうからなんです。

このようにAPS-Cのカメラを使っている人は、実は知らないうちに中望遠の画角で撮っていたなんてこともよくある話なのです。(昔の自分がそうでした)

「FUJIFILM XF50mmF2 R WR」 X-Pro2はAPS-Cなので換算75mmの画角となる。

APS-Cの標準は35mmの画角のレンズという訳ですね。(35mm×15=52.5mmの画角)

「APS-Cサイズのカメラからステップアップだ」と言って、フルサイズのカメラに変えた時に同じレンズでも違和感を感じるようで、中望遠から標準の画角になった事で思うように撮れなくなっちゃったりする話はよく聞きます。

中望遠で撮るメリット

中望遠は難しいと思われがちですが、慣れると撮りやすい画角だと思うのですよ。

っていうのも「撮りたいものを絞って撮れる」からです。

メリットその1:主題を主張して撮れる

皆さんは子供の頃先生に作文の授業なんかで「もっと具体的に主題に絞って書きなさい」とか言われた事はありませんか?

図工の時間に「もっと主題を大きく描きなさい、わかりやすく描きなさい」と言われた経験はありませんか?

写真でも大事なのは主題です。

主題に対して引き立て役の副題をどう置くかとか、逆に主題を目立たせる為に余計なものをフレームの外にどうやって追い出すかを考える事が、写真を撮るうえで重要となってきます。

その点で中望遠は画角が狭いが故に

  • 主題を大きく撮ることが出来る
  • 余計な物が映り込まない

というメリットがあり、主題に絞った写真が撮れるという訳です。

寄れないレンズでも中望遠であればここまで大きく写せます

メリットその2:適度な圧縮効果が得られる

望遠寄りな画角の為、適度な圧縮効果が得られます。これにより迫力のある写真が撮れます。

ぎゅっと周りが圧縮されているのでリアリティのある写真が撮れる

上の写真のように遠くから被写体を撮り、周りの風景を入れる事でより圧縮感を感じる事が出来ると思います。この圧縮効果により臨場感が増したり迫力のある写真が撮れます。

中望遠レンズは望遠のように強烈な圧縮効果は期待できませんが、適度にかかるので自然で扱いやすいレンズです。

メリットその3:よくボケる

望遠寄りであるが故にこれまたよくボケます。

なんともしれない看板も圧縮とボケで迫力のある写真に

ボケると何がいいのかというと、メリットその1で書いたように周りがボケる事によって主題が引き立ちます。

ただし何でもかんでもボカシて撮ればいいかというとそうではなくて、適材適所で使い分ける必要があると思います。 せっかくいい副題、背景なのにボケボケで何かわからなかったら台無しですからね。

余計な物をフレームの外に逃がせない時はボケでやっつけてしまうなどの使い方がいいでしょうね。

メリットその4:レンズによる歪みが少ない

よく中望遠レンズはポートレート向きだと聞くと思いますが、これはレンズによる写真の歪みが少ないからなんですね。

広角になればなるほどレンズによる歪みは激しくなり、標準から望遠に行くにしたがって歪みは解消され自然な写りになるんです。

広角レンズを使用して人を撮った場合、レンズは広い範囲を撮るように設計されているので、どうしても樽型に歪むように出来ています。

女性を撮る場合は歪んで樽のように膨張して写ってしまったら・・・自分の顔が膨張した写真を見て、「ありがとう」とお礼を言ってはくれると思いますが、二度とあなたに写真を撮ってもらおうなんて思わないはずです。

・・・まあ最近のデジカメは歪み補正する機能もついていますので、24mmくらいの広角なら大丈夫だと思いますけどね・・・どうだろう。結局物によりますね(^-^;

また、ポートレートに向いていると言われるのにはもう一つの訳があります。

それは、人との距離感です。中望遠は人を撮るのに会話しやすい距離とされています。また自然な距離が保てるのでモデルの方に変な緊張感を与える事がなく自然体の写真が撮れるんです。

自然な写真は人との距離感から生まれる

・・・まあ、結局はこれも腕と自分の話術にかかってくると思いますね(^-^;

子供も成長に合わせて使う画角狭くなる・・・距離が遠くなるんでしょうね。これが親離れ、子離れか・・・・

あと、人が撮りやすいってことは、当然動物も撮りやすい画角って事です!(室内も行けちゃう)

メリットその5:物撮りにも向いている

私が中望遠を使う一番の理由がここにあります。

街に繰り出しても物を撮ることが多いので中望遠はかなーり重宝します。

街にある物ってメチャクチャ近づいて撮る訳にはいかない物ばかりじゃないですか?

そういった物を撮る時にとてもいい距離感で撮れるのがこの中望遠の画角になるんです。

近づきすぎて怪しまれない画角。それが中望遠だ!!!

あと、物撮りとしてテーブルフォトなんかを撮られる方にもおすすめですね。

その場合はマクロの中望遠レンズを購入される事をお勧めします。

中望遠のデメリットは?

中望遠のメリットについて書いてきましたが、じゃあ逆にデメリットはないのか?といいうと・・・あります。

・・・が今回はあまり書きません!

なぜなら中望遠レンズを愛しているから!

でも、中望遠を本当に好きになってもらいたいから!少しだけ書きます。

  • 全体の風景を撮るのには向いていない
  • 集合写真を撮るのには向いていない
  • 室内を撮るのには向いていない

まだまだありますが、画角の狭さ故のデメリットが多いと思います。はい!

あとよく見かける中望遠のマイナス要素として

中望遠で撮るとワンパターンになりがち

という点です。

これは確かにあります。

中望遠ってどうしても撮りたいものをピンポイントで切り取る癖がつくんですね。

そうなると切り取り方もワンパターンになってしまうんです(^-^;

じゃあワンパターンにならなきゃいいじゃない!

そうです。パターンを増やせばいいのです!

ワンパターンにならないためのアイデア集

私が中望遠で撮る時の引き出しとしているアイデア集をご紹介します。

ここではどの画角でも応用できる構図のパターンは紹介しません。構図も加えるとかなりのレパートリーが増えると思います。

アイデアその1:思いっきり寄ってみる

これは中望遠の基本ですが、とにかく寄って撮ってみる事です。

撮りたいものに寄って撮ってみるとその被写体の良さだったりがよくわかります。寄った状態で良さが伝わる写真が撮れるならクローズアップして撮ったものをキープしてもいいですし、副題を取り入れる事で更に良さが伝わるなら少し引いて副題を取り入れてもいいです。

周りのノートを入れる事で色鉛筆の良さが引き立つ

「写真は引き算」とよく言われていますが、最初に引きつくした状態でそこから足していく方法をとる訳です。

あえて全体を写さない事で、見る人の「想像力」をかきたてる事にもつながります。

アイデアその2:周りの風景を取り入れる

先ほども引き算の話が出ましたが通常では「写真は引き算」だと言われますが、私は中望遠の画角に関しては「足し算」が重要になってくると思います。

感覚としては広角レンズで撮るイメージです。

撮りたいものが散漫にならない中望遠の画角を逆手に取り、周りの風景を取り込んでみると面白い効果が生まれるんです。

中望遠を広角のように周りの景色を取り込むには、撮りたいものに対してある程度の距離感が必要になってきます。

撮りたいものが周りの雰囲気だったりする場合は積極的にこの「足し算」を取り入れてみてください。

アイデアその3:前ボケで奥行きを出してみる

中望遠レンズの特性上、撮った写真に奥行きが感じられない事が多々あります。

こんな時は前ボケを使って奥行きを表現してみましょう。

例えば上の猫の写真ですが、手前の葉っぱがボケていることで事で奥行きが生まれています。

え?よくわからない?(笑)

じゃあ、前の葉っぱを手で隠して写真を見て見てください。

すごく平面な写真に見えませんか?この他に奥行きのある写真を撮る方法としてはカメラを縦に構えて縦の構図にしてあげるとよいです。

横の写真でも上のように見える部分を縦長にする事で、奥行きがあるように見せる事が出来ます。

アイデアその4:圧縮効果を生かす、殺す

中望遠レンズは望遠ほど圧縮効果がありませんが程よい遠くの被写体を撮って圧縮効果を狙って迫力をつけたり、少し離れてさみしい感じや可愛らしさを演出したりする事もできます。

圧縮効果を出したい場合は

被写体から少し離れた場所から撮り、被写体と背後の副題にある程度距離があるとよいです。

圧縮効果は遠くにある被写体が近くに見える効果ですので、被写体と背後の副題の距離が近いと効果を感じる事が出来ません。

上の写真では料金所の看板を被写体とした場合に後ろのレトロな物を副題としたかったのですべて写るこの距離から撮影しました。看板から後ろの物までは距離があったので圧縮効果が効いていい具合になりました。

一方、上の写真のように手前の三輪車を被写体として、後ろの三輪車を副題とした場合、二つの距離がすぎるため圧縮効果の恩恵を受けることができません。

ただ、これはこれで一つのパターンとして使えるのでいいとは思います。

圧縮効果を少し意識するだけでも撮影の幅は広がると思います。

おわりに

望遠とつくとちょっと身構えてしまうと思いますが、標準、広角レンズと比べて実際撮る物を絞って撮れるので迷いも無くなり、素直な写りをするので撮りやすい画角です。

しかし、気を抜くと同じような写真を量産してしまいますので注意が必要ですが(^-^;

工夫次第で色々な物が撮れるし、自分の足を使って構図を決めるなど、写真の面白さを教えてくれたのは中望遠の短焦点レンズでした。

ボケも出やすいですし、ポートレートや動物、また街撮りをするのに一本持っていて損はないと思います。

中望遠レンズに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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